『Peace Sells... But Who's Buying』 - Megadeth
2014/06/23 Mon. 21:40 [Megadeth]

1. Wake Up Dead
2. The Conjuring
3. Peace Sells
4. Devils Island
5. Good Mourning / Black Friday
6. Bad Omen
7. I Ain't Superstitious
8. My Last Words
二度目のレビューは好きなメタルバンドで五指に入るMegadeth。
先にレビューしたMetallicaの『Master of Puppets』やSlayerの歴史的名盤『Regin In Blood』と同じ、1986年にリリースされた彼らの2ndアルバムです。
初めてのメタルアルバム『Master of Puppets』を「長くて音が悪くてイマイチ」と感じた当時の私は、Megadethという名のMetallicaをより強くしたような名前(失笑)のバンドに大層惹かれました。
そこで購入したのがこのアルバム。
まずこのアルバムジャケットに圧倒される。
荒廃した世界に佇むスーツを着た骸骨のようなキャラクターは異様に気味が悪かったことを覚えています。
「なんかヤバそうなアルバムだなぁ……」と恐る恐る聴いてみる……
「なにこれカッケー!!!」
ギターがキレキレな①から既に1Rノックアウト。
おかしなヴォーカルの声に違和感を感じるのも最初のみ。
不穏なイントロから疾走する②はガル(Dr)の力強いドラムが印象的。
③はエレフソン(Ba)による特徴的なベースフレーズから始まる彼らの楽曲の中でも特に人気な一曲。
「Can you put a price on peace?」を合図にテンポアップしていく様は実に格好良い。
キャッチ―なコーラスを持つ⑤やメランコリックな前半部とおどろおどろしい後半部から構成される⑥ではデイブ(Vo,Gt)とクリス(Gt)の壮絶なギターバトルを聴くことができます。
リズミカルな⑦、カバーながらも後半の弾き倒しっぷりが痛快な⑧など捨曲は一切無し。
⑨は、これまたエレフソンの個性的なベースフレーズとそれに絡むギターの怪しげなイントロからNWOBHMにモロ影響されたであろうギターリフが飛び出す名曲。
この曲はベースラインが秀逸です。
そしてギターソロは恐ろしいほどの速さながらも随所に泣きの要素が有り。
名盤のラストを飾るに相応しい感動的な楽曲です。
Megadethの中でも最高傑作に挙げられることも少なくない傑作ですね。
「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と形容されていたそうですが、確かに他のスラッシュメタルバンドと比べて知的な雰囲気が漂っています。
このアルバムがきっかけで本格的にメタルにハマるきっかけとなったのと同時に、デイブ・ムスティンの狂信的なファンになりました^^

デイブ・ムスティン(おそらく31)
この頃何故かこういう服装が多かった
オススメ:③⑤⑧
超オススメ:①
Megadeth - Wake Up Dead
https://www.youtube.com/watch?v=0qB54PNb4hA
92点
[edit]
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コメント
私もMEGADETHは5本の指に入るぐらい大好きです!
私はSo Far〜が初めて買ったアルバムでした。しかしながらどんどんのめり込み手にしたのがこのPeace Sells... But Who's Buying?
なんだ素晴らしすぎる!メタルを聴きはじめたばかりの私には衝撃的でした。その後METALLICA他スラッシュ四天王からTESTAMENT.OVERKILL.DEATH ANGELといろいろ渡り歩きましたが、MEGADETHの衝撃に勝てる物は無かったです。アルバムとしては今でもPeace Sells... But Who's Buying?が1番メガデスらしいと私は感じております。
どうもこんにちは。
コメントありがとうございます!
「So Far, So Good, So What!」は私も大好きな作品です。むしろ本作より好きかも。
それでも衝撃度では本作が上ですね。
衝撃といえば、Overkillの「Ironbound」にはぶっ飛びました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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