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『Master of Puppets』 - Metallica 

Metallica-MasterOfPuppets.jpg

1. Battery
2. Master of Puppets
3. The Thing That Should Not Be
4. Welcome Home (Sanitarium)
5. Disposable Heroes
6. Leper Messiah
7. Orion
8. Damage, Inc.


記念すべき初レビュー作は「最も成功したメタルバンド」の一つ、Metallicaの3rdアルバム。

このアルバムが全米チャートで29位を獲得し、その後メインストリームを駆け上がって行くきっかけとなりました。

リアルタイムでは無いため当時の衝撃度というのはわかりませんが、LAメタルが隆盛を極めていた当時にこの手の(早くて重くて長くて暗い)バンドの作品としては大健闘ですね。

また、何を隠そう私が初めて真面目に聴いたメタルのアルバムで、その分思い入れも強いです(不真面目に聴いたものも入れれば初めてはIron Maidenの『Live At Donington』)

思い返してみると、初めて聴いた「メタル」の印象は……


「音悪っ」


Metallicaファンの方に殴られますね、スイマセン(笑)

そういえば『ヘドバン vol.2』で日本のメタルコアバンド、Crossfaithのメンバーも「『Master of Puppets』聴いたら音がチープでイマイチだったが、『St.Anger』が格好良くて好きになった」みたいな旨の発言をしていました。

後追いで聴くと、そう思う方が多いのかもしれません。

現代音楽の標準的音質とは雲泥の差がありますので。

ただ、そんな問題など気にならないくらいアルバムの内容は充実しています。

アコースティックギターが奏でるイントロから疾走する①は前作『Ride The Lightning』の「Fight Fire With Fire」に負けず劣らずなスラッシュチューン。
畳みかけるかのごとく続く表題曲の②はMetallica至上最高にドラマチックな名曲。
冒頭2曲でお腹一杯です。
④は精神病患者のことを歌った曲で、中盤からの疾走パートは圧巻。
「I was born for dying!!!」の悲痛な叫びと共に爆走する⑤や、8分を超えるインストナンバー⑨など、長くても冗長と感じさせないくらい曲展開、リフ共にによく練られていると思います。
元Metallicaで現Megadethのデイブ・ムスティンが曲作りに携わった⑥もへヴィな名曲。
アルバムのラストを飾るのは1分以上の物静かなイントロから爆走する⑧。
頭と尻に純度100%のスラッシュメタルチューンを置くとは憎いことをしますね。
3分15秒あたりからのリフが物凄く好きです。

海外のメタル系雑誌の「名盤ランキング」などで必ずと言ってもよいほど上位にくるアルバムですが、その評価に釣り合った名盤です。

ただメタル初心者にこのアルバムを聴かせようという気にはなれません。

長くて複雑なのでハマりにくいと思うんですよ(体験談)

私だったらもっとわかりやすい1stや5thとかを勧めます。

ちなみに、管理人は「Orion」のことを今年の初めまで「オリオン」と呼んでいました。

私だけじゃないよね?(笑)


オススメ:①②⑤
超オススメ:④
Metallica - Welcome Home (Sanitarium)
https://www.youtube.com/watch?v=0qB54PNb4hA

90点







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